江戸時代の防衛遺構

唐人津城(とうじんづじょう)は、式根島の北東部に位置する、江戸時代末期に築かれた海防施設の跡地です。当時、外国船の接近が増えていたことを受け、異国船に備えるために築かれた砲台跡とされており、式根島に現存する数少ない歴史的遺構のひとつです。

現在は石積みの基礎や砲台跡が残っており、当時の防衛体制の一端をうかがい知ることができます。場所は神引展望台に近く、島内の散策ルートのひとつとしても人気があります。

大規模な施設ではありませんが、島の歴史に興味がある方や、観光の合間にちょっとした歴史探訪を楽しみたい方に適したスポットです。