立派な仁王門と静寂の中にたたずむ古刹

熊谷寺(くまだにじ)は、四国八十八箇所霊場の第八番札所で、弘法大師(空海)によって開かれたと伝わる真言宗の寺院です。周囲を自然に囲まれた静かな環境の中で、心を落ち着けながら参拝できる霊場として、多くの巡礼者や観光客が訪れます。
熊谷寺の最大の見どころは、県内最大級の規模を誇る立派な仁王門です。高さ13メートルにもおよぶこの門は、江戸時代中期に建てられたもので、歴史的価値が高く、参道の入り口で圧倒的な存在感を放っています。門の左右には、迫力ある金剛力士像が安置されており、参拝者を迎えてくれます。
仁王門をくぐると、美しい石畳の参道が続き、四季折々の自然と調和した境内が広がります。境内には、本堂、大師堂、多宝塔、鐘楼などが整然と並び、いずれも丁寧に管理され、落ち着いた雰囲気を保っています。特に本堂は重厚感があり、木造建築の美しさを感じられる建物です。
また、熊谷寺では御朱印やお遍路グッズも取り扱っており、巡礼者はもちろん、寺院巡りを楽しむ方にもおすすめです。