愛南の海に浮かぶ、手つかずの自然が残る無人島

愛南町の沖合、宇和海に浮かぶ鹿島(かしま)は、豊かな自然と透明度の高い海が魅力の無人島です。渡船で気軽にアクセスでき、島全体が手つかずの自然に覆われていることから、日帰りでの海水浴、シュノーケリング、散策、キャンプなど、様々なアウトドアアクティビティを楽しめる人気のスポットとなっています。

鹿島の最大の特長は、その名の通り、島内に多くの野生の鹿が生息していることです。渡船を降りて島に足を踏み入れると、人懐っこい鹿たちが姿を現し、訪れる人々を温かく出迎えてくれることがあります。鹿との触れ合いは、この島ならではの特別な体験となるでしょう。

島の周囲は、驚くほど透明度の高いエメラルドグリーンの海に囲まれています。波打ち際には白い砂浜が広がり、遠浅で穏やかなため、小さなお子さん連れでも安心して海水浴を楽しむことができます。また、水深の深い場所では、色とりどりの魚たちが泳ぐ姿を見ることができ、シュノーケリングやダイビングにも最適です。美しいサンゴ礁も点在しており、まるで天然の水族館のような景色が広がります。

島内には、豊かな自然の中を散策できる遊歩道も整備されています。ヤシの木が茂る南国情緒あふれる風景や、断崖絶壁から見下ろす雄大な宇和海の景色を楽しみながら、心地よい潮風を感じてリフレッシュできます。展望台からは、愛南町の海岸線や、遠く九州の山々まで見渡せる絶景が広がります。

また、鹿島にはキャンプ場が整備されており、大自然の中で一夜を過ごすことも可能です。満点の星空の下で焚き火を囲んだり、波の音を聞きながら眠りについたりと、日常を忘れさせてくれる特別な時間を過ごせるでしょう。