帆船と絶景が織りなすベイエリア

富山県射水市にある海王丸パークは、昭和5年に進水し約60年間、練習船として多くの海の若者を育てた帆船「海王丸」を中心とした臨海公園です。
海王丸は引退後も現役当時と同じ姿で係留・一般公開されており、船室・機関室・操舵部など、歴史と技術を学べる“歴史海洋博物館”として機能しています 。帆船の魅力を最大限に引き出す、年に約10回実施される「総帆展帆(そうはんてんぱん)」では、全29枚の帆を白く広げる様子を間近に見学できます。
敷地内には帆船模型を展示する「日本海交流センター」や遊具や芝生のピクニック広場、親水護岸などがあり、家族連れやカップル、観光客がゆったり楽しめる公園として整備されています 。特に、2015年の「恋人の聖地」認定以降は、デートスポットとして人気を集めています。
2018年には富山湾や立山連峰、新湊大橋、帆船を一望できる展望広場がオープンし、双眼鏡・多言語ガイド対応で外国人観光客にも好評です。夕暮れには船体や橋がLEDライトで彩られ、幻想的な夜景も見どころの一つです。