水の都・射水を象徴する運河

射水市新湊地区に流れる「内川(うちかわ)」は、古くから“北前船”の寄港地として栄えた歴史ある運河で、「日本のベニス」や「日本で最も美しい運河のひとつ」とも称される風情ある水辺空間です。

全長約3kmの内川沿いには、かつての港町の面影を残す町家や倉庫、造船所が立ち並び、石橋や鉄橋など12本以上の個性的な橋が架かっています。これらの橋の下をくぐるようにして観光船や釣り船が行き交い、水上からの眺めも格別です。

運河沿いには散策路が整備されており、川の両岸をゆっくりと歩きながら、歴史的な町並みや漁船の風景、そして四季折々の自然を楽しむことができます。地元の漁師町ならではの雰囲気や、風情ある橋の景観は、ドラマや映画のロケ地としても多く使用されてきました。

また、内川周辺には、昔ながらの食堂やおしゃれなカフェ、土産物店も点在しており、地元の味や人々の暮らしに触れることができるのも魅力のひとつです。