慶良間の自然を歩く展望トレイル

見花原遊歩道は、渡嘉敷島の東部に位置する全長約1kmの自然散策路で、2017年に整備されました。遊歩道は岩がちな砂岩の地形を活かして造られており、道中ではリュウキュウマツやオキナワハイネズ、コウモウセンゴケといった多様な植物を観察できます。遊歩道を歩くと、およそ20分ほどで2か所の東屋(休憩所)と展望所にたどり着きます。そこからは、東海岸の海や地層、沖縄本島や慶良間諸島方面まで360度の大パノラマが広がり、晴れた日には遠くの景色まで見渡せる絶好のビューポイントとなっています。

冬のシーズンには、沿岸部でザトウクジラが回遊する様子を観察できることもあり、ホエールウォッチングの穴場スポットとしても知られています。足元は場所によっては滑りやすいため、歩きやすい靴での来訪が推奨されます。遊歩道内には売店や自動販売機はありませんが、入口付近には駐車場があり、道中にある東屋では軽食や水分補給をしながら休憩することができます。

渡嘉敷港からは車やレンタサイクルで約20分とアクセスも良好で、観光の合間に手軽に自然を満喫できるスポットとしておすすめです。体力に自信のない方も途中までの散策を楽しめ、健脚の方は展望所までの達成感と壮大な眺めを味わえるでしょう。