下館駅〜茂木駅間約42㎞のSLの旅

筑西市からすぐ足を伸ばせる、真岡鐵道の名物観光列車「SLもおか」は、土日祝を中心に下館駅〜茂木駅間約42kmを走るロマン溢れるSL旅です。1994年に復活したC12形66号機は、1933年に製造された希少なタンク式蒸気機関車。全長約11.35m、最大75km/hの力強い走りで、親しみやすいサイズながら迫力ある姿を見せてくれます。
車内には、1977年に製造された旧国鉄50系客車をそのまま使用。今では貴重な原形保存で、ボックス席や扇風機付きの天井、蒸気暖房など、レトロな雰囲気を楽しむことができます。“ロングシートと吊革、セミクロスの懐かしさが旅の味わいを深めます”。
SL旅の魅力は、のどかな車窓風景と汽笛・蒸気の香りが演出する非日常体験にあります。途中駅では記念撮影タイムもあり、下館駅の発車前や茂木駅到着後にはSLと一緒に写真が撮れるチャンス。また季節ごとには「SLサンタトレイン」や「春秋のSLガイド体験」「製造90年記念 重連運転」など、ファミリーや鉄道ファンに嬉しいイベントも随時開催中です。
終点の茂木駅では、SLがターンテーブル(転車台)で回転する様子も見学でき、フィナーレにふさわしい風景が待っています。また真岡駅にはSLを模した駅舎&展示館「SLキューロク館」があり、レトロな佇まいとSLグッズショップも魅力。小さなお子さまから大人まで、感動と郷愁に浸る魅惑のSL旅へ、ぜひ真岡鐵道「SLもおか」で出かけてみてはいかがでしょうか?