1300年の歴史を刻む、山岳信仰の霊場

大山寺(だいせんじ)は、奈良時代の養老2年(718年)に開かれたと伝わる、1300年の歴史を誇る古刹です。大山信仰の中心として栄え、かつては全国から修験者や参拝者が訪れた山岳信仰の聖地として知られています。
境内には、国の登録有形文化財である荘厳な本堂や鐘楼が立ち並び、自然と調和した静かな空間が広がっています。石畳の参道を進むと、森の中に佇む本堂が姿を現し、訪れる人々を厳かな気持ちにさせてくれます。
周辺には、奥宮として知られる「大神山神社」や、かつての僧兵たちの伝承が残る場所も点在しており、歴史とロマンに満ちた散策が楽しめます。特に秋の紅葉シーズンは境内が鮮やかに彩られ、多くの観光客が訪れる人気スポットです。