歴史ある霊場

正法寺(しょうぼうじ)は、坂東三十三観音の第十番札所として知られる歴史ある寺院です。養老2年(718年)に開山され、千手観音を本尊とする真言宗智山派の寺院です。一般には「岩殿観音」として親しまれています。

境内には、江戸時代から続く仁王門や鐘楼があり、特に元亨2年(1322年)に鋳造された銅鐘は埼玉県指定有形文化財となっています。また、境内の石崖には石仏群が点在し、歴史の趣を感じることができます。さらに、梅雨の時期には境内に色とりどりのガクアジサイが咲き誇り、訪れる人々を楽しませてくれます。

正法寺では、大晦日の除夜の鐘つきや初詣、6月のしりあぶり護摩修行、8月のとうろう祭りなど、四季折々の行事が開催され、多くの参拝者で賑わいます。