厄除けと疫病除けで知られる南千住の古社

素盞雄神社(すさのおじんじゃ)は、東京都荒川区南千住にある由緒ある神社で、平安時代初期の天長年間(824〜834年)に創建されたと伝えられています。主祭神は「素盞嗚尊(すさのおのみこと)」で、厄除け・疫病除けのご利益がある神様として信仰を集めています。

地域では「すさのおさま」と親しみを込めて呼ばれ、長年にわたって地元の守り神として崇敬されてきました。現在の社殿は昭和初期に再建されたもので、落ち着いた雰囲気の中にも重厚感があります。

年間を通じて多くの参拝者が訪れますが、特に注目されるのが毎年6月に開催される「天王祭」です。この祭りでは神輿や山車が地域を練り歩き、大変なにぎわいを見せます。また、参道や境内には多くの屋台が並び、地元の人々だけでなく観光客にも人気のイベントとなっています。