出水市の冬の風物詩、1万羽を超えるツルが飛来

出水市は、冬になると数多くのツルが越冬のために飛来することで全国的に知られています。そのツルの姿を間近で観察できる絶好の場所が、「出水市ツル観察センター」です。
ツル観察センターは、ツルが飛来する冬季期間(例年11月1日から翌年3月第2日曜日まで)のみ開館しています。センター内には、ツルの生態や歴史、出水市との関わりなどを紹介する展示コーナーや、休憩スペースなどが設けられています。
最大の魅力は、なんといっても展望台から見渡す大パノラマです。広大な田園風景の中に、優雅に舞い降りるツルの姿は圧巻の一言。羽を広げた時の大きさに驚いたり、群れで行動する様子を観察したりと、間近でツルの生態を観察できる貴重な機会です。特に、朝日に照らされながら飛び立つツルの群れや、夕暮れ時にねぐらに帰る姿は息をのむ美しさです。
観察センターでは、双眼鏡の貸し出し(有料)も行っているので、より詳細にツルの様子を観察することができます。また、センター周辺には遊歩道も整備されており、自然を満喫しながら散策するのもおすすめです。
ツル観察センターを訪れる際は、防寒対策をしっかりと行いましょう。また、ツルは野生動物ですので、大声を出したり、不用意に近づいたりしないように注意が必要です。マナーを守って、ツルの観察を楽しみましょう。