高台から望む壮大な景観

鹿嶋市の中心部に位置する鹿島城山公園は、かつて鎌倉時代から約400年間にわたり鹿島氏の居城であった「鹿島城」の城址につくられた公園です。歴史と自然が調和したこの場所は、地元の人々はもちろん、観光客にとっても魅力的なスポットとなっています。

鹿島城山公園の最大の魅力は、高台から望むことができる壮大な景観にあります。公園内にはまた、鹿島城の土塁や空堀の一部が今も残り、かつての城の面影を偲ばせます。散策しながら、戦国時代の歴史に思いを馳せるのも良いでしょう。
高台からは、広大な北浦(霞ヶ浦に次ぐ茨城県第二の湖)が眼下に広がり、その向こうには神宮橋や、遠く筑波山まで見渡すことができます。特に夕暮れ時は、湖面に夕日が映え、息をのむような美しい景色が広がります。

春になると、園内にはソメイヨシノをはじめとする桜の木々が一斉に花を咲かせます。満開の時期には「かしま桜まつり」が開催され、多くの花見客で賑わいます。桜と湖のコントラストは、この時期ならではの絶景です。広々とした芝生広場や遊具も整備されており、家族連れでのピクニックや子どもたちの遊び場としても最適です。四季折々の花々が楽しめる花壇もあり、市民の憩いの場として親しまれています。