昭和歌謡の巨匠を偲ぶ

福岡県大川市にある「古賀政男記念館」は、昭和歌謡界を代表する作曲家・古賀政男の功績を称える施設です。彼は約4,000曲もの楽曲を手がけ、「古賀メロディー」として多くの人々に親しまれました。記念館は1982年に開館し、白い外観にト音記号のレリーフが特徴的な建物です。
館内には、古賀政男が愛用したギターやマンドリン、直筆の楽譜、日本レコード大賞のトロフィーなどが展示されています。また、書斎やレッスン室が再現されており、彼の創作活動の様子を垣間見ることができます。リスニングルームでは、約100曲の古賀メロディーを聴くことができ、訪れる人々に当時の音楽を体感してもらえる空間となっています。
毎月第4日曜日には、「ふれあいコンサート」が開催され、古賀メロディーギターアンサンブルによる生演奏を楽しむことができます。また、記念館に隣接して、彼が7歳まで過ごした茅葺き屋根の生家が復元されており、大正時代の生活様式を学ぶことができます。