千年の歴史を受け継ぐ阿武町の古刹

大覚寺は、平安時代の長久3年(1042年)に僧・永満(えいまん)によって開かれたと伝えられる真言宗の古刹です。町内に現存する仏教寺院の中でも特に歴史が古く、地元の人々に長く親しまれてきました。

境内には、戦国時代に活躍した尼子氏の一族である尼子義久の墓所が残されており、歴史的価値も高い寺院です。また、本堂のそばには山口県指定の天然記念物「ビャクシン(白杉)」の巨木がそびえており、その堂々とした姿は訪れる人々に深い印象を与えます。

大覚寺は、阿武町の歴史と自然が共存する静かな空間で、観光客にとっても、地元の歴史や文化を感じられる貴重なスポットです。春には境内の桜が見事に咲き誇り、季節の変化とともにさまざまな表情を見せてくれます。