日本の棚田百選に選ばれた景観

東峰村の竹(たけ)地区に広がる棚田は、農林水産省が選定する「日本の棚田百選」にも認定された景観地で、標高300〜500メートルの山間地に段々状に整備された田んぼが広がっています。
この棚田は、江戸時代から受け継がれてきたもので、現在も地域の農家によって維持・活用されています。水源の確保や石積みの管理など、自然と共生する伝統的な農業技術が生きており、農村文化の貴重な遺産となっています。
訪れる時期によって異なる表情が楽しめるのも魅力の一つです。4月末から5月にかけては田植え前の水張りが行われ、棚田が水鏡となって空や山を映します。秋には稲穂が黄金色に染まり、収穫前の美しい風景が広がります。
展望スポットからは棚田全体を見渡すことができ、写真撮影にも適しています。ゆっくりと自然の中で景観を楽しみたい方におすすめの場所です。
※ 車で訪れる場合は、竹地区の集落まで舗装された道路が通じており、棚田近くに簡易的な駐車スペースもあります。