自然が刻んだユーモラスな奇岩

ゴリラ岩は、長年の波と風の浸食によって、まるでゴリラの横顔が海を見つめているかのように見えるユニークな奇岩です。徳之島北部の亀津から伊仙町方面へと続く海岸線にあり、ドライブ中に思わず足を止めてしまう、徳之島ならではの自然のアート作品です。
岩肌の凹凸が目や鼻、口元を形成し、見る角度によっては本当にゴリラがそこにいるかのように見えます。自然の偶然が作り出したこの造形美には、思わず感嘆の声が漏れることでしょう。
ゴリラ岩が立つのは、波が打ち寄せる岩場の海岸です。荒々しい海の表情の中に、ひっそりと、しかし確かな存在感を示すゴリラ岩の姿は、周囲の景観と見事なコントラストを織りなしています。また、この岩は潮の満ち引きによって、その表情を少しずつ変えることがあります。満潮時には海に浮かぶように見え、干潮時にはより多くの岩肌が露わになり、また違った趣を楽しめます。主要な道路から比較的アクセスしやすく、ドライブの途中に気軽に立ち寄れるのも魅力です。